「⽇本語調の⽇本語」を「英語調の⽇本語」に言いかえる

ブログをご覧いただきありがとうございます。JEEPA認定英会話コーチの丸山です。

 先週まで「英語力は、実は日本語力である」という内容をお伝えしました。

☞ 英語を学習すると、実は日本語力があがる

☞ 日本語をやさしい言葉にするだけで英会話力は一気に上がる

そこで紹介させていただいた、「やさしい日本語ツーリズム研究会」さんのフェイスブックで私どものブログを紹介いただきました。ありがとうございます。このなかで次のようにコメントされています。

 

やさしい日本語ツーリズム研究会
6月4日
英語を学習することは言語を客観的に見ることです。そのスキルを日本語にも向ければ、さらにわかりやすく論理的に話すことができるでしょう。

 

そうですね。英語にしても日本語にしても、言語の違い(そのもとになる文化の違い)を理解して、わかりやすく伝えるという努力が大切と思われます。

さて今週は、「やさしく言いかえた日本語」を「英語にする」ために注意したいことについて考えたいと思います。今日のお題は

 

「⽇本語調の⽇本語」を「英語調の⽇本語」に言いかえる 

です。

 

「⽇本語」を「⽇本語」に言いかえるってどういうことでしょう?

 日本語と英語には根本的な違いがあります。それは、それぞれの文化の違いといってもいいかもしれません。

 日本語は「皆まで言わなくても察しますよ。空気、読みまくりますよ。」という言語です。ですから主語や目的語が省略されることが多いのです。

それに対して英語は「きっちり言ってはっきりさせたい」言語です。

英語は、 ①「誰が」 ②「何を」 ③「どうする」のかをはっきりさせたい言語

 

ですから、日本語を英語にするときは、日本語では省略しがちな主語や目的語をしっかり言わなければいけません

 

ひとつ例を出します。 新型コロナもすっかり終息した、少しばかり未来の話を想像してください。

友だちと久々に居酒屋で盛り上がろうという場面です。店員さんが「お飲み物はどうなさいますか?」と聞いてくれます。そこであなたは何と注文しますか?

いつものように、

「とりあえずビールで。」でしょうか。(これ、主語、述語がないですね。)

それとも

「僕はビール!」でしょうか。(あなたは何者?このまま英語にすると・・人格が破綻するかもです。)

もちろん両方とも日本語で注文する場合は全くOKですね。私、いつもこう言って注文してまーす🍺

でも、①と②をこのまま英語にするとどうなるでしょう。

① ➡ Beer, Beer!「ビアッ!ビアー!!」

伝わりはするでしょうけども、久々の飲み会とはいえ飲む気満々すぎですね。こう言われると急いで持ってきてもらえるかもしれませんが、もう少しそれらしい英語にしたいものです。(Beer, please. でもちろんOKですが、せっかくですので、ここはもう少し「なるほど」な表現を考えてみましょう。)

② ➡ I am Beer! 「私はビールです。」って??

こんな感じ?

両方とも笑い話みたいに聞こえますが、とっさに英語で注文する場面ではよくある光景じゃないでしょうか。どうですか。思わず言ってしまいそうじゃないですか。そんなことないですか?

これは、⽇本⼈の感性で話す⽇本語をそのまま英語にしてしまおうとするからです。

ではどうすればいいのでしょう。

 

「⽇本⼈の感性で話す⽇本語」を「英語ネイティブの感性で話す⽇本語」に言いかえればいいのです。「誰が」「何を」「どうする」かをはっきりさせるのです。

そうすると、①私は(主語)、②ビールを(目的語)、③いただきます(述語)ですね。

まずは日本語で、この3つが抜けないようにしっかり意識します。

これを英語にすると I’ll have a beer, please. となります(が、まずは日本語でOKです)。

英語にすると「①私は(主語)、③いただきます(述語)、②ビールを(目的語)」というように、日本語とは語順が少し入れ替わりますが、ここについては次週説明いたします。

 

今日のポイントです。👇

あなたが普段使っている日本語を
①「誰が」 ②「何を」 ③「どうする」
をしっかり意識した日本語に言いかえる練習(自主練)を毎日行うべし

日本語で練習できますから、思いついたら生活の中で独り言をいうように取り入れてみてください。(人に向かっては言わないほうがいいでしょう。不思議な人と思われます💦あくまでもひとりで。)

例えば、先ほどの飲み会の翌朝の想定で、

あー、良く寝た ➡ 私は、十分、眠った

昨日は飲みすぎたなぁ ➡ 昨日、私は、お酒を、たくさん飲んだ

起こし方、ちょっと荒っぽくない?💦 ➡ あなたは、私を、乱暴に起こします

怒ってる? ➡ あなたは、私に怒っていますか?

迎え酒いっちゃおかな ➡ 私は、迎え酒を、飲みたいです

などなど(目的語がないものもありますが)。

単純なようですが、こんな感覚に慣れておくと、いざ英語で話そうとするときにケッコウ役立ちますよ。

 

次週は、いよいよこれを英語にする練習です!

 

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