
ブログをご覧いただきありがとうございます。JEEPA認定英会話コーチの丸山です。
前回まで、日本語を英語にするための練習をしてきました。
② 「日本人の感覚で話す日本語」を、「外国人の感覚で話す日本語」にする
今回は、英語を日本語にするための特効薬💊を用意しました。それは、
💊「英語の語順」を「⽇本語の語順」に言いかえ ない
英語の語順の多くは、「だれが(なにが)」、「どうする」、「なにを」(S →V → O)でした。
一方、日本語の語順は、「だれが(なにが)」、「なにを」、「どうする」、(主語→ 目的語 → 述語)です。
ここで大事なことは、英語を日本語にするときは「英語の語順のまま日本語にする」ということです。
このような感覚を身につけると、英語を日本語にするときのスピードが圧倒的に速くなるのです。
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💊日本語でS・V・Oの語順を身につけると英語を日本語にするときのスピードが圧倒的に速くなる
例えば、I will have a beer. を日本語訳することを考えます。
① I ② will have ③ a beer.
これを英語の語順のまま日本語にすると、
🐵🍌「① 私は、② いただきます、③ ビールを」ですね。
英語の原文を左から右へ1回読むだけで意味を理解することができるので、英語を速く読むことができるのです。
一方、多くの人は学校で、
🐸💦「① 私は、③ ビールを、② いただきます」
と「返り読み」(②と③の順番が入れ替わる読み方)をするように習ったと思います。これだと、③ a beerまで読み進み、その後、もう一度、 ② will have に戻って訳す、という作業になりますから時間が余分にかかってしまいます。
短い文なら、返り読みをしてもあまり影響はないかもしれませんが、これが長文になればなるほど、「返り読み」の影響は大きくなります。
例えば、
I drank too much beer that my colleague bought me at the pub.
これを
🐸💦「①私は、②居酒屋で、③同僚が、④私に、⑤奢ってくれた、⑥ビールを、⑦飲みすぎました。」と「返り読み」で訳すと、
① I ⑦ drank ⑥too much beer ③ that my colleague ⑤ bought ④ me ② at the pub.
の順番で訳していることになり、文の初めから終わりまでを何度も何度も行き来していることになります。これでは時間がかかり過ぎますね。
これを英語の語順のまま訳すと、
🐵🍌「①私は、②飲んだ、③多すぎるビールを、④それは同僚が、⑤奢ってくれた、⑥私に、⑦居酒屋で」となります。
ます。
① I 私は、
② drank 飲んだ
③ too much beer 多すぎるビールを
④ that my colleague それは同僚が
⑤ bought 奢ってくれた
⑥ me 私に
⑦ at the pub 居酒屋で
文を左から右へ(上から下へ)1回読むだけで意味を読み取れるので、返り読みしたときと比べてはるかに時間が短縮されます。
このような日本語訳は、初めのうちは違和感があると思いますが、意識的に文頭から順に訳すことを意識しているとだんだん慣れてきますから大丈夫!
このことは、リスニングをするときにさらに大きく影響します。
🐸💦「返り読み」をしている限り会話のスピードにはついていけない
(-"-)
のです。
リーディングをする場合は、まだ「時間がかかる」だけですみます。でもリスニングをするときはどうでしょう。「返り読み(返り聞き?)」の癖がでてしまうと、話し手は語順を巻き戻してはくれないので、話についていけず破綻する(>_<)という残念な結果になってしまいます。
ネイティブの会話が速すぎてついていけないという原因のひとつはここにあったのです。英語の語順のまま理解すればネイティブの会話のスピードにもケッコウついていけるようになるケロ🐸♪🐵♪
次回は語順について、英語と日本語の特徴を比較します。
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