
みなさん、こんにちは。
JEEPA認定英会話コーチ、三谷もも子、金曜日のブログを担当させていただいています。
今日は、使用言語による自身のもつパーソナリティーの変化についてです。
I saw a interest article on the website.
先日、興味深い記事を読みました。
使用する言語によって、
その人のパーソナリティーや物事に対する考え方が
変化するという記事です。
アメリカの言語学者Susan Ervin-Tripp(1927-2018)が
サンフランシスコに住むアメリカ人男性と結婚し
渡米している女性たちへ行ったインタビュー結果を
発表したものです。
インタビューを受ける女性たちは、
日本語と英語どちらも堪能です。
両方の言語で同じ内容を語っていただいた場合、
どちらの言語を使用しているかによって、
話しの内容が変わってくるというものです。
内容の一部をご紹介すると下記のような感じです。
one participant’s Japanese ending was, “. . . it is a time of great unhappiness,”
whereas the English ending was, “. . . I do what I want.”
「私の希望と家族と対立したときに・・・」
に続く言葉が、
日本語:「それはとても残念なことです。」
英語: 「私は、やりたいことをやります。」
確かに全然、パーソナリティが
変化しちゃっている感じがしますね。
日本語の時には、やや客観的に物事を捉え、
自己主張が弱い感じ。
英語の時には、主体的に自分のことを発信している感じがします。
(※しかし、英語での内容紹介であり研究結果発表なので、
インタビュー時のバイリンガルたちが語った
日本語の内容を正しく拾えているのかのか
やや気になりますがf(^_^;)
英語は、文の構成上、必ず主語が入り、
結論から先に述べていく、論理的な言語です。
一方、我々の話す日本語は、主語は省かれることが多く、
結論は最後に語られ、
どちらかというと情緒的な感じの言語です。
Take it personally.
自分ごとに落とし込んでみましょう。
日本語の場合は、主語が省略されていて主体が捉えにくいですね。
この場合、誰が旅行の計画を立てることを彼女は望んでいるのでしょうか?
それでは、英語に変換してみましょう。
この場合、計画を立てるのは、私。
でも話しかけているんだから、主語はYouかな?
"It will soon be summer vacation. You will make a travel plan."
でもこれじゃ、喧嘩になりそうですね。
どちらかと言うとWeの方がしっくりきますね。
"It will soon be summer vacation. We will make a travel plan."
いやむしろ、日本語のニュアンスから想像するとこんな感じでしょうか?
英語は、何にしても誰がどうしたいのかを
はっきりさせないと文章が成り立ちません。
そのほかにも、バイリンガルに使用言語により
自分のパーソナリティーに変化を感じているか問うた記事や、
ドイツ語と英語による物事の捉え方の違いなど、
いろんな人が書いた記事がありました。
母語と違う言語を習得することによって、
いつもと違う自分を手に入れることが出来るなら,
それもまた楽しみですね❤️
あなたは、いつもと違うどんな自分になってみたいですか?
私は、もう少し「主語」をしっかり持った人になりたいです。
"Love"は持っていますが、"I"が足りなく、
ついWeで語ってしまう私です。
英語をもっと話せるようになったら、なれるかな?
Thank you for seeing my page.
Have a nice day ❣️
Momoko Mitani
参考記事:Psychology Today