
ブログをご覧いただきありがとうございます。JEEPA認定英会話コーチの丸山です。
今回は、私が以前関わらさせていただいた学習者さんのお悩みを紹介させていただきます。
タクシーの中が一番憂鬱なんです
その方は外資系会社の日本支社に勤務されており、海外本社から来社される方のアテンドを担当されていました。そんな学習者さんの悩みは、「迎えのタクシーの中が一番憂鬱なんです。」とのことでした。英語で仕事の話をするときはそれほど問題ないのですが、タクシーの中などでする雑談がとても苦手とのことです。
そういえば海外勤務をしている私の友人も同じような話をしていました。仕事上の会話は問題ないのですが、休憩時(ティータイム)にプライベートな話題になったとたんに苦手意識を持ってしまうとのことです。
テーマが自由な日常会話や雑談って、かえって難しいんですね。

今日は何のテーマでお話する?
市議会の答弁と英会話上達に共通するツボ
私は以前、長らく地方の公務員をしていました。
役所の仕事のひとつに「市議会対応」というのがあります。議会中、議員さんの質問に(なるべく💦)的確に答えるための答弁資料を作るという仕事です。テレビなんかで報道されるような、霞が関の役人が深夜まで・・、という大変さとはとうてい比較できないですが、それでも夜遅くまで資料を作る作業はけっこう大変でした。
そのとき先輩に教えてもらった2つのことが、先の学習者さんを始め、英会話を学習する方に役立つと思われますのでシェアいたします。
その壱! 議員さんには、中学生にわかる言葉で説明せよ
誤解されては困るのですが、議員さんが中学生レベルといっているのではありませんよ(当たり前ですが)。役人はあるジャンルの専門家であり、議員さんは市民生活をいろいろ幅広く考える方ですね。役人の身内だけでわかるような言葉や専門用語は避けましょうということです。議員さんは市民の代表ですから、その背後にいる多くの方に思いを馳せて、わかりやすい言葉で説明しなければいけません。

これではあきまへん
このことが英会話を学習する人に教えてくれることは、
👉 言いたいことは、中学生、いや、小学生以下でもわかる日本語に置き換えてから英語にせよ。
ということです。
「自分が言いたいことはいっぱいあるんだけど、英単語が出てこない!ウウ💦ってなって会話が止まってしまった」という経験はありませんか。難しい日本語であるほど、そのまま英語にしようと思わないことが大事です。
それは、「日本の習慣などについて相手(外国人)がどれほど理解できるか」ということもありますが、私も含め多くの日本人は、「難しい日本語をそのまま英語にするほどの英単語の語彙を持ち合わせていない」ということが大きな理由です。もちろん単語を多く覚えるということも大切でしょうが、もっと大事なことは「日本語を簡単な言葉に言い換えましょう。そして、今、自分が知っている英単語を使って会話しましょう。」ということです。小学生や幼稚園児に話すような易しい言葉に言い換えれば、今の自分が知っている英語で十分対応できますね。

わたしにも分かるようにね。お願い!
過去記事☞ 日本語をやさしい言葉にするだけで英会話力は一気に上がる もご参照ください。
その弐! 議員さんの、二の矢、三の矢の質問まで備えよ
答弁の事前シミュレーションをしっかり行って、こちらの説明に対する質問、再質問、再々質問まで準備しておけということです。議員さんが疑問に思うことは市民の皆さんの疑問でもありますから、そこにしっかり答えることができなければ必要な事業もできませんし、予算も認められません。家でお小遣いを獲得しようとする旦那さんと同じです。ガンバレ!

Is that really necessary?

何を聞かれるか?をよ~く考えよう
このことが英会話を学習する人に教えてくれることは、
👉 どういう話に発展するかを想像し、自分が話す英語を準備せよ
いうことです。これは冒頭の学習者さんへの解答にもなりますね。
相手(海外からみえた方)が何に興味を示して、どんな話に乗ってくれるか、どういう話に発展するかを十分想像して自分の話すことを英語で準備しておきましょう、ということです。ここは、なんとなくではなく、徹底的にシミュレーションしましょう。
この時に調べる単語や表現は、普通に単語帳などで覚えるものに比べると吸収力は圧倒的に違います。あなたにとって役に立つ、あなたが覚えるべき単語や表現なんです。そのような臨場感を持って準備したものは濃度が高いし、記憶に定着しやすいんですね。
ここまで準備すると自信を持って雑談に臨めますね!どこまで自分のシミュレーションどおりにいくかも楽しみですね。「タクシーの中が憂鬱だ」なんてもったいない。もったいない。ピンチはチャンスですよ~!
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