Right Now!! Right Here!!

こんにちは。
火曜日のランチタイム、いかがお過ごしですか。
JEEPA認定英会話コーチのミサです。
今日も訪ねてくださってありがとうございます。

今日は、TED Talk Challengeで出会ったスピーチの中で、とてもとても感動した動画の1つについてお話ししたいと思います。

強烈な出会い

私の心を捉えて話さなかったのは、“My Stroke of Insight”というタイトルで、脳解剖学者のJill Bolte Taylorさんの19分弱のスピーチ。
英語を耳から聞く・・ということを目的としたチャレンジだったけれど、内容に感動し、ジルさんに言いようのない親しみを感じました。
もしこのスピーチを、学生時代の脳解剖の授業の最初に聞いていたら。私の人生は大きく違っていたかもしれない。まるで英作文の例題のような感想がまず浮かんだ。

この先、チャレンジ講座を取られる方のために、話しすぎないように話します。でもすでに、ネット上にはこのスピーチを紹介する様々なブログやこのスピーチをベースとした教材が準備されています。興味のある方はそれらをチェックしてみてください。

本好きの私としては、訳本がすでに出版されていますので、そちらをお読みになって理解を深めていただけることをお勧めします。https://amzn.to/2Yvbocj

 

右脳のすすめ

何年か前から、急に(私にはそう思えたのです)瞑想が流行り始め、「今・ここ」というセリフ、そして「右脳を使おう!!」などのセリフを日常生活の中で聴くようになった気がしていました。
今思えば、彼女のスピーチを聞いて感動した人が、日本にも広め始めた頃に一致しているのかもしれない。
とにかく日本でも、急に右脳ブームになった。
なんでなんだろう!?と思いながらも深く追求することなく、1つの社会現象だと捉えていました。

ジル ボトル テーラー博士とは

スピーカーのジルさんは、精神科疾患を持つ兄弟がきっかけで脳研究の世界に入られました。脳解剖学者としてハーバード大学での活動のほかに、精神疾患に関する知識を広めるために協会活動に奔走されていました。37歳の時に脳動静脈奇形による破裂(脳出血)で、言葉の中枢に障害を受けました。言葉も右半身の運動機能も失っていました。実際には、もっと他にたくさんの大切な機能を無くされました。

ヒトの大脳の構造と機能を簡単に

ところでヒトの大脳はどのようになっているかご存知ですか?
ヒトの大脳は左右2つに分かれていてその2つは脳梁で繋がっているほかは全く違ったキャラクターと機能を持っています。
それらは考えるのは左脳で、感じるのは右脳…と表現されたり、“頭”で考えるというセリフは左脳で考えることを指し、“心”で考えるは右脳で考えることとも言います。

では右脳とはどんなものなのでしょう?

右脳にとっては、「今・ここ」が全ての世界であり、時間です。
体を動かすことで入力された(運動)感覚から情報を受け取り、その情報を脳では映像として受け止めます。
右脳は、「自分は周囲にあるエネルギーとつながっているエネルギー的な存在で、私たちは(個で存在しているのではなく)他者とつながったエネルギー的な存在だ」と捉えています。
右脳から見た私たちはこの宇宙上では兄弟であり、もっと世界をより良い物にしたいと思っている生命体。こう考えているこの時の、私たちは完璧で完全で美しい(らしい)。

一方、左脳は、「過去と未来」が全ての世界であり、時間である。「今」という時間は欠落している。
右脳と同じようにして集めた多くの情報を、左脳では細分化して、さらに細分化して、より細かくする。それらを分類して、整理した上で、関係する過去の全てと結び付けて将来の可能性を作り出す。
左脳は言語で考える(やりとりする)
言語中枢とそれに関連する中枢が左脳にはあり、脳内でそれらが常におしゃべりを続ける。
このおしゃべりが「私と私のうちなる世界」を「外の世界」とつなげている。
そして特徴的なのは”I am”と言い、「個」として独立してあろうとすること。

ジルさんの脳出血では・・・

以上のような機能を持つ左右それぞれの脳のうち、左側の脳が機能を失ったので、右脳の機能が中心となって世界が解釈され始めるのです。
右脳が解釈するこの世は、Nirvana(涅槃)だったのです。
個を主張することをやめ、相互につながり合う広く平和で美しい環境にいることを実感できる世界だと。

ジルさんは、その境地を手にするには左半球に損傷を受けるしかない・・・と言っているわけではない。

右脳が得意とする「今・ここ、Right now, Right here」は、瞑想や呼吸を意識することによって、拡散した意識を一つのところにまとめなおすことで知られている。
忙しい現代人が時間を割いて瞑想をしようとするのは、このNirvanaの境地を手にしたいからなのでしょう。

ジルさんは、脳出血患者が自分のダメージにショックを受けるそのシーンで、機能障害を負った左脳(機能)が右脳側(機能)に歩み寄り、この平安を見出すことができたと話されています。それが脳出血後遺症を克服するモチベーションになったと話されています。こんな風に。

“・・・・I'm still alive! I'm still alive, and I have found Nirvana. And if I have found Nirvana and I'm still alive, then everyone who is alive can find Nirvana." And I pictured a world filled with beautiful, peaceful, compassionate, loving people who knew that they could come to this space at any time. And that they could purposely choose to step to the right of their left hemispheres -- and find this peace. And then I realized what a tremendous gift this experience could be, what a stroke of insight this could be to how we live our lives. And it motivated me to recover. ・・・”

そして、近場の自然を感じる場所へ出かけ、自分自身も宇宙の生命体の一部分であることを感じてみてください。

あなたはどちらの世界を選びますか? 

右脳の世界と左脳の世界。あなたはどんな時に、どっちを選びますか?選択権は私たち自身が持っています。

個を際立たせ、長い時間軸の中を駆け抜ける時間と全体になじみ今ここを意識する時間。どちらを過ごしますか?ジルさんは右脳の世界の素晴らしさを多く語ってくださいます。でも選ぶのはあなたです。

慌ただしく時間におわれてやり過ごす日々でも、時には自分自身の内側を見つける時間を、できれば大自然の中で持ちたいと思っています。

「今・ここ」に意識を集中することができると、世界が自分自身に美しく平和に映ると同時に、脳の疲れが取れるようになってくるそうですよ。

そして、脳は運動(20分間ほどの散歩でOK)によって鍛えられます。
穏やかで強靭な脳を手に入れられるように、森の中で歩行瞑想なんか如何ですか?

https://www.youtube.com/watch?v=PswRQ8iGcgg

 

では今日はこの辺で。

Have a nice Day!!
Misa ××