
ブログをご覧いただきありがとうございます。木曜日担当のJEEPA認定英会話コーチの丸山です。
昨日のミッチェルCokoコーチのブログでも紹介されていましたが、今、JEEPAではチャレンジシリーズというレッスンが行われています。
私は「字幕なしで洋画を見る!」というテーマの「Movie Challenge」にも参加させていただいています。現在、使用している教材はラブストーリーとして人気の高い「Love actually」です。
様々な、素敵な「愛」が描かれている映画ですが、このような映画の中にもスラングやちょっと(かなり)下品な表現がよく現れます。
エ~?こんな表現、本当に使っているの?
参加されている皆さんには、「こんな表現、本当に使っているの?」とか、「どのくらい頻繫に使っているの?」というところに関心があるように思われましたので、ネイティブの友人にそこのところを(勇気を出して)聞いてみました。
その結果、私なりに理解したことを書きますね。(独断の部分もあります。ご容赦ください。)
答えは、
YES! 使っています!
国や地域、または性別や年代によって多少バラつきはあるようですが、Shitやfuckなどの言葉は、ごくごく普通に使われているようです。ただ、家の中で小さい子供がいる前では、ふつう使わないようですね。
次の台詞は「Love actually」のなかで、ラジオのDJが曲を紹介する場面です。
“I can safely put my hand up my arse and say that is the worst record I’ve heard this century ‥”というもの。
字幕は、「ハッキリ言って、今世紀 最低の曲といっていいでしょう」です。
put my hand up my arse (=「尻の穴に手を入れる」)の部分を文からカットして、
I can safely say that is the worst record I’ve heard this century.
とすると、「今世紀聴いた中で最低の曲と、確信してはっきり言える」となりますから、わかりやすいですね。
put~の部分は「はっきり言える」ということを強調しているだけで、特に文脈上の意味はありません。だから字幕でも見られるように、特に訳す必要はないわけです。
(ちなみにarseはイギリス英語です。アメリカ英語ではass(尻)です。似た表現として、Shove it up your ass もあります。)
「なんか汚い感じやなー」と思いますが、その友人が言うには、こんな言葉でさえ、彼の同僚の女性が使ったことを聞いたことがあるとのこと😲
私もスラング使えればかっこいいかも!
と思っている人、いますか? その考えは・・捨てたほうがいいかも。
これらを使う時に気をつけなければいけないことは、場のシチュエーションを理解し、言い方がより自然でなければいけないということです。
それが適切な状況かどうか、そのトーンやタイミング、イントネーション、ソフトさ、空気を読む(read the room)といったことが自然にできないうちは使うリスクが高いです。使うのはやめたほうが無難です。
友人曰く、“ If you feel that have to force yourself, then you shouldn’t do it. ”
スラングをある程度知っていないと、ネイティブ同士の会話にはついていけない場合もあるでしょう。ですから、相手の言っていることが分かればいいんです。そこがスラングだとわかれば、先ほどのラジオ局のDJの例のように、そのスラングの部分をカットすることで文脈上の意味が明確になってくる場合は多いです。知っていることには意味がありますね。
でも、「実際、どんな感じでつかわれているか」は知りたいですよね
そこは映画の場面を基準に考えましょう。
「どんな人が、どのくらいの頻度で使っているのか」に対する回答は、簡単に言うと、「映画と同じような状況で、俳優が使っているような感じで使うことができる」と理解すればわかりやすいですね。つまり、使われる状況や頻度、誰が使うか、いつ使うかは、映画で使われている状況を基準に考えましょうということです(当たり前かもしれませんが💦)。
友人曰く、“ You can use it in the same situation as it is used by the actors in the movie. ”
なお、敬虔なクリスチャンの方や、モルモン教信者の方たちは使わないとのことですし、まあ下品な言葉には間違いないでしょうから、先ほど言いましたように、私たちも無理して使う必要はありませんね。
本日も最後までお読みいただき、超ありがとうございました。
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