
「JEEPA認定英会話コーチ」の後藤和美です。
毎週月曜日のブログを担当させていただいております。
朝、夜の寒さが増してきましたね。
今日は、我が家の息子が借りてきた一冊の絵本を紹介させていただきます。
「Sid the Signal」
という英語絵本です。
もともと、英語の本かと思いきや、
作者は日本人。
「ぴかくん めをまわす」
作: 松居 直
絵: 長 新太
出版社: 福音館書店
という日本語ですでに出版された本が英訳されたもののようです。
ある信号機のある日の物語です。
毎日、忙しく、規則正しく働く、Sidくんのおかげで
朝の出勤時間も、皆スムーズに動くことができています。
青・黄・赤、青・黄・赤……。
とにかく、正確にリズムを刻み続けるSidくん・・
あれ?
あれ?
なんだか、おかしい。
急に、
青、黄色、青、赤、黄色、赤・・
同時にライトが変わったり、一緒にすべてのライトが点滅しだします。
人も自動車もごちゃごちゃになって、町は大混乱!
さて、どうなってしまうのでしょうか??
こういった本の面白いところは、
同じ物語でも、発売される場所に合わせて
主人公の名前が馴染みやすいものに変えられていたり、
中の文章表現も、
必ずしも、原作そのままの表現ではなく、
その言語で馴染みやすい表現に置き換えられてる違いを感じられるところだと思います。
まず、主人公の信号機の名前
ぴかくん
→Sidくん
朝、交番のおまわりさんが(Sidくん)
ぴかくんに声をかけるシーンでは
「今日も忙しくなりそうだけど、頼むよ」
→It's going to be another busy day, Sid but I know you'll do your best.
でもあらあら大変、あんまり忙しくて、ぴかくんは目を回してしまいます。
→The signals have gone silly.
Looks like Sid's got so busy he's gone loopy.
日本語では、ぴかくんが「めをまわす」という表現を使っていますが、
英語だと、その表現が不自然になるためか、
go loopy:おかしくなる、気の狂った、激怒する
が使われています。
私にとって、この絵本との出会いは
日常の中に普通にあるものを改めて振り返るいい機会になりました。
普段、日常の中に当たり前に触れている
彼らが正確に、働き続け、
一定のルールのもと動き続けてくれているおかげで、
今の、日常が保たれているということ・
改めて感謝しました。
今日1日は、出会った信号たちに
「いつも、ありがとう。」
と声をかけてあげたいですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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