
ブログをご覧いただきありがとうございます。木曜日担当の丸山です。
今週も引き続き、映画のセリフの聞き取り方について考えたいと思います。
Movie Challengeの「白雪姫と鏡の女王」は先週末に終了、石岡瑛子さんの遺作となった華やかな衣装も素敵でしたし、白雪姫(リリー・コリンズ)の可愛いこと!表情の作り方がとても上手でした!おじさん今、姫ロス状態です。
最終回では、エンドロールでリリー・コリンズが小人や他の出演者たちと、歌って踊るシーンが圧巻でした。
その歌詞が、♪ビリーバ ビリーバ ビリーバ ビリーバ… ♪と繰り返されます。
ビリーバ♪って何?
その正体は
I believe, I believe, I believe, I … believe in love
アイ ビリーバ・ビリーバ・ビリーバ・…ビリービ(ン)ラヴ
ビリーブ・アイがビリーバに、ビリーブ・インのインはほとんど聞こえません。。
believe in は「~の存在を信じる」という意味です。愛の力で、困難に打ち勝った白雪姫たち。私は愛の力を信じる!という内容ですね。
この映画のように、愛の存在を信じる、愛の力を信じるという時にピッタリの表現です。日常会話で使うとちょっと大げさな感じになってしまうので、普段耳にする機会は多くないと思います。
例えば、「僕は彼女を信じる」っていうときはin を使わず、”Ibelieve her.”ですね。
Challengeに参加されている方からは“ blieve in ”いう表現に馴染みがないから聞こえにくいのかな?という話になりました。
確かに、「よく知っているから聞こえる」ということはありそうです。
先生からは、日本語(特に方言)にも見られるとのことで、「本当はそういうふうには言っていないのに、聞き手がある文字と一致しているというように判断する」ことはよくある、と説明をしていただきました。
内容が分かっているから、「勝手にそう聞こえている」
ということですね。
そこで、例を挙げられたのが、「洗濯機」という言葉。
「センタクキ」と書いて「センタッキ」と言いますね。皆さん、間違いなくそう言いますね。
例えば、次のような場面を想像してください。
4月に新生活を始めた学生さん、友達と新しい電化製品を買いに行ってます。彼は、赤い色が大好き。目の前には、彼の好みの真っ赤な洗濯機が置かれています。
そのとき友達に向かって、
「アッケェセンタッキ」を友達は「赤い洗濯機(アカイ、センタクキ)」とちゃんと聞き取ってくれています。
このシチュエーションでは「赤い洗濯機」と言われるのが自然だってわかっているからです。
逆に、文脈が理解できない状態、つまり、洗濯機をまったく予測できない状態で同じことを言ったらどうでしょう。
たとえば、友達とおしゃべりをしていて突然、
って、いきなり言われても、
この場合は日本人でさえ「赤い洗濯機」とは分かりませんね。
聞いた英語の意味や状況をある程度理解できていないと、英語(日本語でも)を聞き取るのは、ちょっとキツイんです。
英語を聞き取るときは音だけじゃなく文脈や内容も頼りにしている
ということです。
先週まで、英語はリズム!と言っておいてなんですが、いくら英語のリズムやイントネーションの感覚が身についても、知らない単語ばかりでは意味が理解できません。
語彙力をつける必要もありそうです。
語彙力をつけるには、単語帳で「a」から順番に片っ端から覚えていくというよりは、せっかく映画を題材に勉強しているのですから、会話の中で単語がどのように使われているのかを確認しながら、生きた表現として覚えたほうが楽しいですね。映画によくでてくる単語は生活の中でもよく使われているものが多く、何度も聞くうちに自然に覚えてしまうものもあります。
音声を聞きながら正しい発音とともに語彙力を増やすことも大切ですね。語彙力が増えれば、聴き取った英語の理解度が上がります。
それが可能な耳を「英語耳」っていうのでしょうか。
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