「話せるものは聞くことができる」を練習する

ブログをご覧いただきありがとうございます。木曜日担当の丸山です。

先週は「自分で話すことができるものは、聞き取ることができる」という話でした。
今回は、具体的に「話す」ことを検証いたします。

課題は、今回のシリーズのテーマ「英語はリズム優先」で最初にとりあげられた " Mirror Mirror (白雪姫と鏡の女王)" の、女王の次のセリフとします

 

Queen

Is your bedroom on fire?

寝室が火事なの?

 

Because I'm searching for an explanation as to why you would be out of your bedroom and in here, and my first guess was fire.

なぜあなたが寝室から抜け出してここにいるのか、その理由を探して最初に思いついたのが火事だったから。

 

(字幕:寝室が火事? 勝手に寝室を出てここにいる 原因は火事しかないわ)

                                  explanation  / èksplənéiʃən /(出来事などを説明できる)原因
                                  as to ~について

このセリフで最も聞き取りにくいとの感想があった explanation as to why の部分を、次の2つのやり方で話す練習をします。


発音記号 èksplənéiʃən ǽz túː hwái のとおり「エクスプラネイション・アズ・トゥ―・ホワイ」と、全ての文字を均等に、同じ速さと強さで、なるべく速く話してみます

これを私が行った場合の平均の所用時間は、約2.1秒でした。


次に、èkspləniʃənəztəwi「エクスプラ シュナアズタ 」と、アクセントのある、の部分を意識的にゆっくりと強く話し、他の部分は、ほとんど口を動かさないくらいに弱く速くしゃべってみます。こちらが、本来のネイティブスピーカーの話し方でしたね。
☞ 機能語などの部分を素早く、内容語の第1アクセントの部分を「ゆっくり、強く」言うことで会話全体のリズムをとる

こちらの所用時間は、約1.9秒でした。

⓵のように発音記号どおりに話しても、②のようにリズム優先で話しても、所要時間はほぼ同じです … が、実際やってみると、①はとってもは話しづらいことがわかります。早口言葉みたいになって口がもつれたり、舌を噛んだり💦 痛いです。

次に、⓵と②の所要時間を文字の長さで比べてみます。

①「エクスプラネイション・アズ・トゥ・ホワイ」
②「エクスプラ  シュナアズタ  

上の「   」の長さを所要時間と仮定します。上の言い方のまま下の長さ(所要時間)に合わそうとするとすごく早口になってしまいます。つまり、①はとってもは話しづらいです。セリフが速く聞こえるネイティブでもそんな話し方はしていません。

ネイティブスピーカーは決して早口言葉をいっているわけではない

ということです。

②のようにリズム優先で話すと、同じタイムでも余裕を持って話せます。まさにネイティブはそのように話しているのです。早口言葉が上手なわけではないんです。ゆっくり話す部分と、速く弱く(時には音を変化させてまで速く)話す部分を明確に区分しているんですね。

このように自分が話せるようになると、これと同じように話しているネイティブの発音も聞きとることができるようになります。

また、実際話す練習をしてみると速く話すところや繋げて話すところで詰まってしまう方みえますよね。その原因の多くは、実は速く話すところにあるのではなく、ゆっくり、強く話すところができていない場合が多いです。

ゆっくり話す部分に強勢をおいてしっかり発音すると、速く話すところも滑らかに繋がっていくものです。

そしてこのように話す練習を重ねると、聞く場合もゆっくり強く話されているところに注目することで、速く話しているところも聞こえてきます

 つまり、

自分が話せるものは聞くことができる

ということです。

英語はリズムが大事なんですね。聞くときも、話すときも。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

maru
速く弱く話すときに現れる音の変化の規則性について学習することは大事です。
4月26日から行われる予定のJEEPAチャレンジ「発音中級編」では、そこを徹底的に練習しますよ!
詳しいことは、先週のMomokoコーチのブログをご覧ください。
☞ リエゾンを制するものは、発音を制す

 

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