英語は主語が絶対必要?

ブログをご覧いただきありがとうございます。木曜日担当の丸山です。

突然ですが、私は、日本国内で主に学校教育などを通じ英語を学んでまいりました。そして、「英語は日本語と違って主語が絶対必要!」とよく言われてきました。私の過去のブログでも、そのような内容のこともお伝えしてきました。

☞ 「⽇本語調の⽇本語」を「英語調の⽇本語」に言いかえる 

基本的にはそうなのですが、ネイティブの会話や洋画のセリフでは、主語が省略されてしまう場合があることも事実です。当然のように使われている、( That ) Sounds good! や ( I ) Thank you. なども主語が省略されていますね。

そこで今回は「会話の中で主語はどのように省略されているか」について検証することとしました。

英語でも主語が省略されるか?

現在JEEPAで行われている映画チャレンジ「インセプション」を題材に、映画の冒頭から数分間の会話をざっとチェックしてみました。

Inception

クリストファー・ノーラン監督作品

他人の頭の中(夢)に潜り込んで、潜在意識から情報を抜き出すスペシャリストのコブ(レオナルド・ディカプリオ)。実業家のサイトー(渡辺謙)の依頼でライバル企業を倒産させるため、その会長の息子の頭の中に侵入して「会社を潰す」というアイデアを植えつけようとする話です。

各場面中の(赤字)は省略されている主語。【 】は字幕。訳中の( )は丸山による補足です。

場面1*

瀕死の状態で海岸に打ち上げられ、警備兵に捕まったコブ。彼が屋敷の主人(サイトー)の前に連れていかれる場面です。

サイトーの部下:
He was delirious.
But asked for you by name. ← But (he) asked for you by name.

【まだ朦朧としているようですが】
【あなたさまの お名前を(呼んでいました)】

he が省略されています。
*場面1は日本語で話さている場面です。実際は英語の部分が字幕です。
場面2

夢の中でのコブと仲間のアーサーとの会話です。

コブ:
Doesn’t matter.  ← (It) Doesn’t matter.

【字幕なし】(そんなことはどうでもいい)

it が省略されています。
場面3

アーサーが設計した夢の中での、コブと彼の妻(だった?)モルとの会話です。

モル:
Looks like Arthur’s taste.  ← (It) Looks like Arthur’s taste.

【アーサーの好み?(のようね)】

 it が省略されています。

場面4

同じくコブとモルの会話。窓から外に出て行こうとするコブに対してモルが問いただします。

モル:
What are you doing?
【どこへ?】

コブ
Just getting some fresh air. ←  (I’m) Just getting some fresh air.
【外の空気を吸う】

I'm が省略されています。

数分の間に4回も現れました。

主語が明確な場合には省略されることもある、ということがわかりますね。
また、場面1と4では、直前の主語との関連から片方の主語が省略されているようでもあります。
(1では、“he” の反復を避けている。4では、問いの “you” に対して 答えの “ I ” が明らか。)

英語でも場合によっては主語が省略されることを知るべし!

オフィシャルな場では基本的には省略しないほうがいいかもしれません。ただ、英語では主語は必ずあるものだと思い込んでいると、省略された場合に一瞬何をいっているのかわからなくなることがあります。そこを知っているだけでも、会話がうまく繋がったり、洋画を理解しやすくなったりしますよ。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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