名前に a をつけると ☞「○○とかいう人」

ブログをご覧いただきありがとうございます。木曜日担当の丸山です。
今日は現在実施中のJEEPA洋画チャレンジキューティー・ブロンド(LEGALLY BLONDE)からのご案内です。

天然ブロンド娘、ハーバードを目指す

主人公のエルは、大学でファッションを専攻するお金持ちの家のお嬢さん。天然ブロンド娘で青春を謳歌しています。そんな彼女が望むのは、名門のお坊ちゃんで政治家志望のボーイフレンド、ワーナーとの結婚でした。ところが、「ブロンドすぎて議員の妻向きじゃない」と振られてしまいます。

ショックで落ち込むエルですが、ワーナーと同じ名門ハーバード大のロースクールに入れば、彼女として認めて貰えるのではと考えます。そして、クラブのメンバーたちにも協力してもらい、猛勉強をし、見事に試験をパスします。

異例のビデオ論文

入試の一環として、ビデオ論文を提出するのですが、これがすごい。ほとんどエルのプロモーションビデオです。

プールで撮影したビキニ姿のエルにロースクールの教授達たちは度肝を抜かれます。しかしその演出がお堅い男性たちの心を掴んだのでしょうか。彼女は高評価され、見事合格を勝ち取ります。 

宿敵登場

しかしロースクールでは、ワーナーには既にヴィヴィアンという黒髪で優等生、名門出身の婚約者がいました。しかもエルにものすごい嫌がらせをしてきます。

せっかく、彼を追って難関のロースクール合格したのに。こんなことなら、ハーバードになんか入らなければよかった、と傷ついたエル。たまたま訪れたネイルサロンの従業員に胸の内を明かします。

その時のエルのセリフが今日のお題です。

ELLE

I worked so hard to get into law school. I blew off Greek week to study for the LSATs. I even hired a Coppola to direct my admissions video.

 

ロースクールに入るために一生懸命努力したの。LSATの勉強のためにギリシャウィークも無視したわ。コッポラっていう人を雇って入学試験のビデオまで作ったのに。

 

LSAT:エルサット。ロースクールに入学するための適性と学力を判定するためのテスト
ギリシャウィーク:アメリカの大学やカレッジで行われる1週間にわたる祭典

 

字幕:苦労して入学したのよ パーティーはパス コッポラに頼んでビデオ制作

 

なんと、あのビデオ論文をコッポラ監督に作らせていたとは・・(゚д゚)💦

ではなく、注目したいのは “a Coppola” です。人の名前に “a” がついちゃってます。

a” を辞書で調べると、

a :《漠然と》(ある)一つの,ある一人の《one の弱まった意でふつう訳さない》;ある (a certain)

A student came to see me. (ある)学生が会いに来た。

(リーダーズ英和辞典)

とあります。 

このように、“a” たくさんあるうちのひとつ(例文では、学生のひとり)、特定されていない人(物)に対して使います。
「とある」とも訳せますね。(上の例文では、「とある学生が会いにきた」)

a” を“the” に変えて、
The student came to see me. とすると、その学生が会いに来た。になります。
何か、特定の学生の話をしている最中だったのでしょう。会話をしている人の間で、どの学生かという共通認識があります。特定されています

“a” は「ひとつに決まらない」というイメージ
「a + 個人名」で「~とかいう人」

自分がよく知っていない人について言及するときに、「a + 個人名」で、「~っていう人」のような感じで使われるようです。

つまり、“a Coppola” はコッポラって人はいろいろいるけど、その中の一人というニュアンス。会話をしている人の中で共通の認識がある、あのコッポラでなく、誰だか知らないけれどコッポラと言う名前の人。コッポラとかいう人となるわけです。

先の辞書に載っていた、“certain” や “one” を使って、「a certain + 個人名」や、「one + 個人名」も、同じ意味になるようです。

「a」は、初めて話題にのぼる「まだ誰なのか特定されていない人(物)」を指すので、不定冠詞と呼ばれ、「the」は、すでに会話に出てきた「特定の人(物)」を指すので、定冠詞といいます。

つまり、エルは「コッポラっていう人を雇って入学ビデオを監督してもらった。」と言っています。

コッポラ監督に作らせるのも凄いですが、彼の偉大さを知らないまま、「まっ、お金があるんで、よくわからないけど雇っちゃった・・」って感じですかね。 さすが天然、大物です。

Let me pass the exam, please!!

 

「キューティ・ブロンド」はこんな楽しい小ネタでも笑える映画です。

 

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